STEAM教育は益々注目を集めています。もはや、AI時代を生きるために不可欠な基礎教養です。国としても理系人材を増やすためにSTEAM教育の導入を進めています。
そこで、多くの親は悩みます。なぜなら、ほとんどの親は技術者でも理系科目の専門家でもないからです。教えたくても、教えられません。だから、子ども向けのプログラミングスクールなどが出現しています。
しかし、STEAM教育は家庭で取り組めます。特に、幼児期のSTEAM教育は高度な専門知識を教える必要はありません。我々バトン開発は、家庭でSTEAM教育ができるようにSTEAM絵本を作成しました。
本記事では、私たちの考えるSTEAM教育について解説し、家庭でできるSTEAM教育絵本の商品紹介をします。
幼児期からのSTEAM教育は絵本で始めよう!
そもそもSTEAM教育とは?
STEAMとは、以下の5領域の頭文字を取ったものです。
・Science(科学)
・Technology(技術)
・Engineering(工学)
・Art(芸術)
・Mathematics(数学)
STEAM教育はこれら5領域を含め、科学・工学技術の成長や価値創造に特化した人材育成や、また、技術者以外でもSTEAM分野が複雑に関係する現代社会に生きる全て子どもたちの育成を目的としています。
元々はアメリカで提唱され、日本のみならず世界中で注目されている教育手法です。日本でも近年STEAM教育の重要性が広まり始め、世界に遅れながらも、国として文部科学省が教育方針に組み込むように指針が示されています。
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/mext_01592.html
※文部科学省「STEAM教育等の各教科等横断的な学習の推進について」
なぜSTEAM教育が注目されているのか?
2016年に内閣府がこれからめざすべき未来社会の姿としてSociety 5.0を提唱しています。Society 5.0とは「サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)」のことです。
さらに、今度はAI時代が到来です。こうした時代を生き抜いていくためには、各教科等の学びを基盤としつつ、さまざまな情報を活用しながら統合し、課題の発見・解決や社会的な価値の創造に結びつけていく資質・能力が必要です。
このような力を身に付けるために、STEAM教育が有効であることから、日本でも推進されるようになりました。
以下の記事でもSTEAM教育について詳しく解説しています。ぜひ読んでみてください。
【絵本紹介】STEAM教育の絵本「でんきはなぜひかるのだろう?」
では、具体的にSTEAM教育をどのように実践していけば良いのでしょうか?私は家庭教育の一環として、幼児期から絵本でSTEAM教育を始めることをおすすめしています。
最近はSTEAM教育関連の玩具も増えてきましたが、ここでオススメするのは絵本です。絵本では、一見難しい内容も、ストーリー仕立てと挿絵を活用して子供の興味を引き立てることができるため、身の回りの科学に興味を持たせるのに最適です。
ここで、STEAM教育の絵本「でんきはなぜひかるのだろう?」の紹介をします。
「でんきはなぜひかるのだろう?」
身近な科学について興味を持つ第一歩になるバトン開発のSTEAM絵本です。
ストア販売ページは下記ボタンから行けます!
絵本の内容は、部屋の電気(照明)がなぜ光るのかについて疑問を持ち、仕組みを想像する絵本です。
部屋の電気という、とても身近なものを題材にすることで、幼児期から興味を持ちやすい内容となっています。
「電子っていう とっても小さな粒が流れる」
「LED」 「半導体」
「スイッチを押すと、ついたり消えたりする」
幼児には理解しきれない言葉も含まれていますが、なるべく正しく記載しています。
その理由は、このSTEAM教育絵本は幼児期にだけ読み聞かせるものではなく、自分で字が読めるようになって、理解力が高まる小学生になったときにも、一人読みをして科学に興味を持って欲しいからです。
小学校高学年になると、抽象的な概念、目に見えないことを理解する力が高まります。また、学校で理科も学習します。成長しても、学びがあり楽しめる絵本。それが今回作成したSTEAM絵本です。
分からないことがあっても良いのです。科学とは、分からないことを考えて、調べて、理解することこそ本質です。
家庭教育からSTEAM教育を取り入れてみて下さい。以下よりバトン絵本ストアへ行けます。
次の章では、現役エンジニアの筆者が考えるSTEAM教育について解説します。
「STEAM教育」に対する現役エンジニアの考え
私の個人的な意見ですが、STEAM教育では「理系に進む選択肢を与える」ことも重要な役割だと思っています。
多くの解説記事では、STEAM教育のメリットとして、「問題解決能力」や「創造力を育むこと」と解説されることが多いと思います。
もちろん、問題解決能力や創造力はこれからのAI時代において最も大切な能力の一つだと私も思います。ただ、私はその解説だけではメリットとして説明不十分だと思います。
なぜなら、問題解決能力や創造力はSTEAM教育でなくても伸ばすことができるからです。
STEAM教育が近年注目されるユニークなポイントは、理系科目(科学、工学、テクノロジー)を扱うところです。
ここで言いたいのは、「みんな理系を目指しましょう」なんていう極端な議論ではありません。ただ、理系パパとして、個人的には、理系に進む選択肢を子供に与えてあげたいなと思います。
そのために、幼児期からSTEAM教育を通して、科学や技術に興味を持たせたいと考えています。理系に進むには、やはり興味がないと難しいです。(私自身は昔から機械や科学に興味があって、小学生のときの将来の夢は科学者でした。)
世の中的には、少子化の影響もあるかと思いますが、今、機械エンジニアとして開発前線に身を置いて感じるのは、理系人材が不足しているということです。
たとえ、理系に進まなくても、最新のテクノロジーは一部の技術者だけが知っているものではなく、広く多くの人が活用できる必要があると思います。
テクノロジーは一般教養の時代になってきていると思います。
なので、幼少期から身の回りの科学について触れるSTEAM教育の機会をぜひ与えてあげて下さい。
まとめ!3歳からのSTEAM教育は絵本で始めよう!
STEAM教育は、幼児期から家庭で始めるべき教育アプローチです。科学、技術、工学、アート、数学の5つの分野を組み合わせて学ぶことで、子どもたちは創造力や問題解決能力、思考力を自然に伸ばすことができます。科学やものづくりに興味をもち、こどもの将来の選択肢を広げる重要な教育です。
家庭で無理なく取り組める方法として、絵本がオススメです。STEAM教育に特化したSTEAM絵本で実践してみてください。楽しみながら学ぶことで、子どもたちの成長を支える素晴らしい土台を築くことができます。
また、後半には現役エンジニアの筆者がSTEAM教育に対する個人的な見解も解説してきました。ぜひ参考にしていただければと思います。
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