大人の皆さん、哲学って知っていますか?
近年、子育てや教育で哲学が注目されています。海外では学校教育でも実施されているようです。
ですが、日本ではほとんどの学生が哲学に触れずに大人になっているのではないでしょうか?
令和のこれからの時代は「心の時代」と呼ばれ、哲学が注目されており、子育てや教育にも哲学を取り入れる動きが加速しています。
この記事では子育てに熱心な親向けに、今注目の哲学と子育てについて解説します!
そもそも哲学とは?哲学は書籍で簡単に始められる!
哲学とは ”ある物事の本質や根源を突き詰めるために考える学問”です。
そして、その考える対象はすぐに答えが出せないテーマにすることが多い。
例えば、
・「やられたらやり返すは正しいか?」「おしおきは正しいか?」
・「この世界はすべて夢かもしれない」「知っているとは何か?」
・「神様は本当にいるのか?」「宇宙の端はどうなっているのか?」
・「自由とは何か?」
・「死とは何か?」「人生の意味は?」
このように、対人関係の話から宇宙、神などあらゆるものが哲学の対象です。
どうでしょう?子どもの時、誰しも一度は考えそうですよね?
この問いを見ると、「あ〜、子どもに聞かれたらなんて答えよう?」ってなります。
哲学は答えを見つけるだけではなく、問い続けることそのものが重要とされます。それが人生を豊かにし、新たな発見や視点をもたらすのです。
哲学をさらに学びたい方は書籍から始めてはいかがでしょうか?
哲学は難しいイメージがありますが、より簡単に解説してれる良書がいくつもあります。
オススメの本は「父が息子に語る壮大かつ圧倒的に面白い 哲学の書」です!
著者の子育てと絡めたストーリーで、哲学書の中では読みやすい本です。
哲学は人生にどう役立つのか?大人も世界を見る目が変わる!
そんなことを考えて何になるのか?と思った方もいると思います。
ですが、考える行為そのものが哲学だと私は思っています。
哲学を通して、
・自分の価値観を明確にする。
・物事を深く考える、注意深く見るクセがつく。
長い人生を生きる上で、哲学を一度は学ぶのは価値観の醸成や幸福度の向上につながると私は思います。
また、哲学は実生活にもつながります。
「思考実験」と言って、具体的な仮説ストーリーを用いてテーマについて議論することが多いです。有名なところでは、トロッコ問題、囚人のジレンマ、テセウスの船など、代々受け継がれているストーリーです。
もちろん、もっと身近なテーマも哲学の対象です。
会社での人間関係、ハラスメント、ワークライフバランスなど。
哲学を学ぶ過程で「善と悪」「人生の意味」についていろいろな考え方を知ることで、こういった身近なテーマの見方もパラダイムシフトを起こせます。
なぜ子どもに教育すべきか?哲学は新時代の基礎教養!
哲学は子どもの教育にも有益だと私は思っています。
実際、子育てに哲学を取り入れようとする動きも近年加速してきています。
子供に哲学教育を行うことは、思考力や社会性、感性を育むうえで大きな意義があります。
以下に哲学を子育てに取り入れるメリットを書きだしてみました。
・批判的思考
・抽象的思考/論理的思考
・想像力
・倫理観
・コミュニケーション能力
・人生の意味、幸福度向上
いずれもこれからの時代必要とされる価値観や能力です。
哲学は論理的思考力/抽象的思考など身につけたい能力が総合的に含まれます。
大人にとっても有益で、子どもとの哲学対話なんかすると、逆に子どもに対話で押されることも多々あるでしょう。
まとめ!哲学は人生を深く考えること!
哲学教育は、単なる学問以上の価値を持ちます。
子供たちが「考える力」「感じる力」「伝える力」をバランスよく育むための手段であり、将来の人生におけるあらゆる場面で役立つ土台となります。
早い段階でこうした教育を始めることは、子供の人格形成や知的成長に大いに貢献します。
また、この記事でお伝えしたかったもう一つのポイントは「大人にとっても哲学は有益」だということです。子育てする親として、ぜひ哲学に一度触れてみて下さい。
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