ダイアロジック・リーディングを聞いたことあるでしょうか?
近年、関連書籍も出て注目されている「絵本の読み聞かせ手法」です。
子どもと対話をしながら絵本を読む方法で、思考力や創造力を鍛えるのに効果的なアプローチです。コミュニケーション能力や読解力がより重要性を増す世の中で、ダイアロジック・リーディングは社会を生き抜くための必須スキルを養う教育法といっても過言ではないでしょう。
本記事では、ダイアロジック・リーディングの概要から、実践方法、さらにオススメの音読絵本の活用についてご紹介します。
ダイアロジック・リーディングとは?思考の基礎「読解力」を鍛える!
ダイアロジックとは、「対話」です。ダイアロジック・リーディングは、簡単に言うと、読み聞かせの最中に親子で「対話、やりとり」をする読み聞かせ手法です。
書籍「ハーバードで学んだ最高の読み聞かせ」で紹介されて、日本でも近年認知度が上がっています。
本書によると、ダイアロジック・リーディングによって、子どもたちが
・自分で考える力(思考力)
・読解力
・自分の意見を言う力(伝える力)
などを育むことができます。
日本の家庭では、「読み聞かせ」というと、文字通り親が絵本を朗読して、それを子どもが黙って聞いている光景が目に浮かびますが、対話をしながら絵本を読み進めることがダイアロジック・リーディングでは推奨されています。
特に、幼少期からダイアロジック・リーディングを実践することで、AI時代の必須スキルと言える読解力など、これからの社会を生きていく上で重要な基礎スキルを育むことができます。
では、実際にどのように絵本を読み聞かせすれば良いのでしょうか?次章で解説していきます。
必要なのは絵本だけ。高い教材も必要ありませんし、能力開発の教室に通う必要もありません。やり方さえ覚えてしまえば、いつでもどこでも、今日からでも試すことができます。
加藤映子 著 ”ハーバードで学んだ最高の読み聞かせ”
ダイアロジックリーディング実践!問いかけのコツ解説!
ダイアロジック・リーディングの書籍や解説記事では、「PEER法」などテクニックが紹介されますが、個人的な実践の結果としては、PEER法など意識する必要はありません。
ここでは、現役のパパである私の絵本読み聞かせ実践の中で感じる個人的なダイアロジック・リーディングの問いかけのコツの解説をします。
私は以下の3つを踏まえて読み聞かせしています。途中で質問を入れやすく、ダイアロジック・リーディングの実践が簡単になります。参考にしてみて下さい。
1 決まった答えのないやりとり→「なぜ?」を一回。
「〇〇についてどう思う?」→「なぜ?」
「なんで〇〇はこうしたと思う?」→「なぜ?」
2 思い出しやりとり
「さっき〇〇は何したっけ?」
「さっき出てきたのは何だっけ?」
3 絵の中に見えるものを聞く
「この絵の中にあるものを教えて」
「これは何?」
また、最後に一番大事なポイントを書きます。
それは、親側の負担が最大の敵。事前準備は不要。ということです。絵本教育の最大の壁は継続だと私は思っています。
ダイアロジック・リーディングのデメリットは、読み聞かせという行為にプラスαの負担がかかることです。ですが、逆に対話を入れることで楽しさが増しますので、ぜひダイアロジック・リーディングを取り入れて、絵本読み聞かせを継続して欲しいと思います。
子どもが読む絵本!音読絵本でダイアロジック・リーディングができる!
最後に、ダイアロジック・リーディングの実践にも使える斬新な絵本を紹介します。詳細は、下記記事で商品紹介をしていますので、そちらを読んでみて下さい。
この絵本は、子どもが親に読み聞かせをする逆転の発想絵本「音読絵本」です。しかも、文字が読めない幼児期から発語トレーニングができるように設計されており、音読に特化した絵本です。
幼児期からできるダイアロジック・リーディングの入門絵本として、取り入れてみて下さい。下記商品解説記事に音読している幼児の動画もあります。
音読絵本「おとうさんへのおてがみ」
この絵本の販売店(バトン絵本ストア)のページはこちら!
まとめ!ダイアロジック・リーディングは意外に簡単!
ダイアロジックリーディングは、単なる読み聞かせから一歩進み、子どもと対話しながら進める絵本教育法です。
AI時代においても、このような人間的なコミュニケーションが必要とされるスキルを養うため、幼児期からの読解力育成はますます重要となっています。
日常生活に取り入れやすい音読絵本と組み合わせ、楽しく学べるダイアロジックリーディングを試してみてはいかがでしょうか?親子での絆も深まり、子どもが自分の意見を表現する場面も増えることでしょう。
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