幼児教育の要は絵本!「10の姿」を意識して読み聞かせを積み重ねよう!

絵本
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バトン開発エンジニア

子育て中の理系パパ。機械工学、半導体製造技術の先端技術が専門。

AI時代を生き抜く思考、社会人基礎力、STEAM教育など、これからの時代に必要とされる力を子どもへ伝承すべく、絵本作成など活動中。我が子で実践しながら思考錯誤の日々。

現在、機械系エンジニアとして開発職で働きながら、「子どもに幸福な未来をつなぐ」バトン開発を立ち上げ、事業を運営。

このブログでは「子どもの幸福な未来」のために親としてできる教育に関する情報を中心に発信しています。

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 「10の姿」という言葉をご存知でしょうか?文部科学省が策定する幼稚園教育要領に定められた「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」10項目です。「10の姿って何?」「10の姿の内容は分かっても、実際何をすれば良いか分からない。」「これからの時代、子どもにどういう教育が必要か分からない。」という親は多いのではないでしょうか?

 でも大丈夫です。実は何も難しいことをする必要ないのです。まずは”絵本読み聞かせ”で「10の姿」も踏まえた家庭教育としては十分です。

 本記事では、「10の姿」と絵本教育の役割について解説します。日々の保育や家庭での絵本教育にぜひ役立ててください。

10の姿とは?幼児期の終わりまでに育ってほしい姿の概要説明。

 現在、幼少期から小学生までの幼少接続機の学びの重要性について認識が一層高まっています。いわゆる”小1プロブレム”も注目されています。また、文部科学省が策定する幼稚園教育要領における保育内容の5領域(健康・人間関係・環境・言葉・表現)から、より具体的にかつ明確に保育の目指す方向性を示されたのが「10の姿」と呼ばれる「幼少期の終わりまでに育ってほしい姿」です。

 以下が「10の姿」の内容です。小学校入学前までに育みたい資質・能力が挙げられています。

(1)健康な心と体
(2)自立心
(3)協同性
(4)道徳性・規範意識の芽生え
(5)社会生活との関わり
(6)思考力の芽生え
(7)自然との関わり・生命尊重
(8)数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚
(9)言葉による伝え合い
(10)豊かな感性と表現

 各項目の詳細な解説は文部科学省のホームページに資料や解説がされています。では、これを知った上で、どうすれば良いのでしょうか?次の章以降で解説します。

絵本教育と10の姿。多様なジャンルの絵本を読み聞かせよう!

 「10の姿」の内容を見てどう感じたでしょうか?「大事そうだけど、これだけでは具体的にピンとこない」という方も多いと思います。
 この10項目の言葉自体は具体的ではなく、抽象的な概念です。「幼稚園教育要領解説」資料に具体的な例が提示されていますので、一度目を通してみてもよいでしょう。

  さて、本記事では子育てに活かしたい方向けに、おすすめの方法を紹介します。
  それは、”絵本の読み聞かせ”です。絵本読み聞かせは、10の姿を全て網羅できる幼児教育方法です。項目(9)言葉による伝え合いや(10)豊かな感性と表現はもちろん、(8)図形や文字への関心、(5)社会生活との関わりなど様々な種類の絵本読み聞かせを継続することで、10の観点のカバーができます。

  絵本読み聞かせの効果については下記記事もぜひ読んで見てください。

  ポイントは”さまざまな種類の”絵本を読み聞かせることです。書店に人気ランキングで並んでいるような絵本ばかりでは全てをカバーできません。最近は子どものウケを狙ったヒット絵本も多くあり、そのような絵本だけでは道徳性や思考力、図形、数字への関心などまでカバーできません。

  子どもに好きなえ絵本を選ばせるのも大切ですし、親が選んであげるのも大切です。その際、絵本のジャンルや種類をなるべく多く揃えてあげることが10の姿を意識した絵本教育につながります。

 先の章で解説しますが、本記事オススメの絵本”バトン絵本”はこれからの時代を見据えたユニーク絵本です。下記記事も参考にしてみてください。

気をつけたいポイント!日々のコツコツ家庭教育が一番大切!

 ここでは、10の姿と保育の気をつけたい3つのポイントを説明します。

 一つ目は、「10の姿」はあくまで目指すべき方向性であって、到達すべき目標ではありません。特に、幼少期は発達に個人差がでます。「5歳でこの状態にないといけない」なんてことはありません。親だからこそできる、ひとりひとりの発達にあった働きかけが大切です。絵本教育においても、「何歳までにこの絵本を読み聞かせる!」なんてノルマはありません。いろいろな種類の絵本を読みきかせてあげましょう。

 二つ目は、5歳(幼少期の終わり)から急に始めないこと。10の姿の内容は、急激に取得することはできません。日々コツコツと絵本読み聞かせなど、親子の働きかけがあって身についていくものです。

 三つ目は、小学校でも引き続き絵本の読み聞かせを継続してください。自分で文字を読めるようになったら読み聞かせは終わりではなく、よりストーリーの長い絵本や内容の抽象度を上げた教訓絵本など、よりジャンルを広げて読み聞かせを継続することが大切です。家庭教育/ 保育のゴールは幼少期の終わりではないはずです。

オススメ絵本の紹介!バトン絵本で読み聞かせを継続しよう!

 では、いろいろなジャンルの絵本ってどんな絵本を選べば良いのでしょうか?

 おすすめが「バトン絵本」シリーズです。

 バトン絵本は、子どもに一生役立つ内容・教訓を盛り込んだ価値観絵本です。
 短編ストーリーで、親子で対話できるポイントも意図的に盛り込まれています。忙しい親でも継続して読み聞かせできる絵本です。

 バトン絵本については下記記事などもご参考にしてください。

 「いつも同じようなキャラクター絵本や乗り物絵本ばかり」「子どものウケばかりを狙って、内容・教訓に富んだストーリー絵本が最近少ない」そう感じる方に他にはないユニークな絵本としてバトン絵本をオススメします。

 「10の姿」を踏まえた、自立性や道徳性、社会生活など、内容・教訓に重きを置いた絵本です。

バトン絵本「どこにむかっているのだろう?」

詳細はこちらから!

まとめ

 絵本教育は、子どもたちの成長にとって欠かせないものです。「10の姿」を意識しながら絵本を選び、日常の保育や家庭での読み聞かせを大切にすることで、子どもたちの豊かな人間性を育てることができます。10の姿につながる大切な姿勢を、絵本を通じて楽しく、コツコツと身につけていきましょう。

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