忙しい毎日の中で子どもとの時間をどう確保するかは、働く父親にとって大きな問題です。育児に積極的でありたいけど、子どもとゆっくり過ごす時間を毎日作るなんて難しい!と思われるのではないでしょうか?
そんな忙しいお父さんには5分間の絵本読み聞かせがオススメです。毎日ゆっくりと子どもと過ごす時間なんて必ず取る必要はありません。というか、取れません。それでいいのです。
たとえ短時間であっても、読み聞かせは子どもとの絆を深め、教育的にも非常に効果的な時間になります。本記事では、忙しい父親でも実践できる、絵本読み聞かせのポイントをご紹介します。
平日と週末のバランスを取る!忙しい平日は5分でOK!
忙しい平日は、家に帰るとすでに子どもが寝る時間が迫っていることも多いでしょう。しかし、たった5分でもいいので、読み聞かせの時間を取ってみましょう。5分では絵本の種類や読み聞かせ方法によってはストーリーの最後まで終わらないかもしれません。でもそれでいいのです。短時間であっても、日々のルーティンに組み込むことで、子どもはその時間を楽しみにし、安心感を覚えるようになります。
以下の記事で、父親による絵本読み聞かせの効果について解説しています。ぜひ読んでみてください。
週末には、もう少し時間をかけて、長めのお話やシリーズ物の絵本読み聞かせ、あるいは絵本以外の遊びをすることで、メリハリをつけることができます。このバランスを取ることで、父親自身も負担を感じずに、継続的に読み聞かせを楽しむことができるでしょう。
親子の会話を重視!無理に最後まで読み切らない!
読み聞かせは、ただお話を読むだけではありません。親子のコミュニケーションの時間としても大切です。平日の5分の読み聞かせでは、お話を最後まで読み切ることにこだわらないのがポイントです。途中でやめても構いません。むしろ、物語の途中で「この続きどうなるんだろうね?」と子どもに問いかけてみましょう。これにより、子どもの想像力を刺激し、明日の読み聞かせが楽しみになります。
また、物語の内容について短い会話をするだけでも、子どもにとっては貴重な時間です。「このキャラクターはどう思った?」や「このお話、どう感じた?」といった質問を投げかけることで、子どもが自分の考えを言葉にする機会を作りましょう。絵本を通じた親子の会話が深まり、子どもの理解力や表現力も向上します。
これは、近年話題の「ダイアロジック・リーディング」と呼ばれる絵本の読み方で、読み聞かせの質を高めると言われています。以下の書籍で詳しく紹介されています。
「いつもの読み聞かせ」に、あることをプラスするだけで、子どもの能力が飛躍的に伸びる方法があります。それは、読み聞かせの最中に親子で「やりとり」をすること。
加藤 映子 著 「ハーバードで学んだ最高の読み聞かせ」
普通の読み方でOK!頑張らなくても普段の会話のように読み聞かせよう!
読み聞かせというと、声のトーンや演技力を駆使して読まなければならないと思うかもしれません。しかし、そんなに構える必要はありません。普段の会話の延長として、リラックスした状態で絵本を読んであげるだけで十分です。大切なのは、子どもと一緒にその時間を楽しむことです。
無理に感情を込めたり、声を使い分けたりしなくても大丈夫。読み聞かせに苦手意識のある父親は多いです。継続できない理由に「抑揚のある話し方に苦手意識がある」と挙げる人も多いのではないでしょうか?子どもは父親のリラックスした姿を感じ取り、その雰囲気の中で物語を楽しむことができます。
むしろ、演技をすると逆効果だという主張もあります。普通のトーンで読み聞かせをする方が良いという見方が近年出てきています。
声色を変えずに読み聞かせることで、子どもは、自分の感情を育てることができます。
読み聞かせは毎日のことなので、毎回声色を変えたり、感情移入すると、親自信も、疲れてしまいます。
仲宗根敦子 著 ”子どもの脳と心がぐんぐん育つ 絵本の読み方選び方”
忙しい父親におすすめ絵本!バトン絵本!
では、どんな絵本を選べば良いのでしょうか?短い時間で対話も上手く挟みながら、途中でも終わりやすい本。なおかつ、どうせ読み聞かせるなら一生役立つ考え方や価値観など、内容のある絵本がいい。。。
そんな忙しい父親におすすめなのが「バトン絵本」シリーズです。バトン絵本については下記記事などもご参考にしてください。
バトン絵本は、子どもに一生役立つ内容・教訓を盛り込んだ絵本で、働く父親が特に子どもへ伝えやすい価値観絵本です。
短編ストーリーで、親子で対話できるポイントも意図的に盛り込まれています。まさに働く父親のための読み聞かせ絵本です。
「いつも同じようなキャラクター絵本や乗り物絵本ばかり」「子どものウケばかりを狙って、内容・教訓に富んだストーリー絵本が最近少ない」そう感じる方に他にはないユニークな絵本としてバトン絵本を一度読み聞かせることをオススメします。
バトン絵本「ぼくはどこにいるのだろう?」
バトン絵本の購入はこちらから!
まとめ
忙しい父親でも、工夫次第で短時間の読み聞かせを効果的に行うことができます。平日と週末のバランスを取り、親子の会話を重視し、自然体で絵本を読むことが大切です。
たとえ5分でも、子どもにとってその時間は一生役立つ基礎力を養う時間になるでしょう。ぜひ、日常の中で読み聞かせの時間を作り、子どもとの絆を深めてください。
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